【NQNニューヨーク=横内理恵】24日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前日比0.82ドル安の1バレル97.28ドルで取引を終えた。高く始まったが利益確定売りで下げに転じて終えた。中東・北アフリカでの混乱を背景に時間外取引で103.41ドルと2008年9月29日以来、ほぼ2年5カ月ぶりの高値を付ける場面があった。
原油相場は高く推移する場面が多かった。情勢緊迫が続く有力産油国リビアで、石油生産規模が大幅に縮小している。反政府活動が、サウジアラビアなど他の中東産油国に波及するとの思惑が根強いことも原油相場を押し上げた。
ただ、米東部時間未明にこの日の高値を付けた後の相場は伸び悩んだ。サウジアラビアのヌアイミ石油相がリビアでの石油供給減少分を補うために増産する準備があるとの見方を改めて示したことなどで、需給ひっ迫懸念がやや後退した。
取引終了間際には利益確定や持ち高調整の売りが膨らみ、相場は下げに転じた。一部で「反体制派と衝突しているリビアの最高指導者カダフィ大佐が銃撃された」とのうわさが流れたことが原油売りの一因だったとの見方もあった。
ガソリンは4日続伸、ヒーティングオイルは3営業日ぶりに反落した。
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| 日経平均(円) | 10,526.76 | +74.05 | 25日 大引 |
|---|---|---|---|
| NYダウ(ドル) | 12,068.50 | -37.28 | 24日 16:30 |
| 英FTSE100 | 5,974.01 | +54.03 | 25日 12:44 |
| ドル/円 | 81.86 - .88 | ±0.00 | 25日 21:38 |
| ユーロ/円 | 112.83 - .88 | +0.62円安 | 25日 21:38 |
| 長期金利(%) | 1.240 | +0.015 | 25日 16:20 |
| NY原油(ドル) | 97.28 | -0.82 | 24日 終値 |
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