石川被告 ・陸山会裁判
利払いの説明は「未来への投資」? ←ブログランキング応援クリックお願いします。
先ず前のエントリーで下記のような指摘が御座いました。
皆さんの小沢とか小沢氏と呼ぶことに非常に違和感を感じるのは私だけでしょうか。小沢一郎代議士はすでに被告人の立場です。これからは小沢被告と呼ぶべきですよ。
あの人は政治家として、いや政治屋として終わった人間ですがしかし小沢と敬称もつけずに呼ぶのは失礼であり品がありません。
小沢被告と呼ぶべきです。
Posted by ぼん at 2011年02月24日 10:00
尤もなご指摘であると思いますので、今後は刑事被告人・小沢一郎とします。小沢被告の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われた小沢被告の秘書の裁判が昨日行われました。
石川知裕の被告人質問が行われましたが、やはり石川被告は不可解な供述を裁判で行っています。そのことについてだけ今回は触れておきます。
4億円の銀行融資に関して。
小沢被告より4億円を借りて土地を購入しながら、「陸山会」が持つ定期預金を担保にしてなぜ4億円借りたのか?
石川被告は次のように述べた。
「融資で支払いをすれば不動産が購入出来て、資金も預金担保として手元に残る。資金を溶かさないように出来ると思った。」
この論法はこれまでも小沢を擁護する人達が散々語ってきたことでした。その資金を溶かさない為に、政治団体は年間約450万円の利子を銀行に支払った。
石川被告はそれに対して、その理由を聞かれ「未来への投資だ」と説明したが、弁護人が「それは・・・」と口をはさむと裁判長が「被告人から話すようにして下さい。心証が採れません」とクギをさした。
石川被告は改めて「資金を残すための経費、未来への投資ということです」と述べた。
さて、この年間450万円は借り入れをしなければ必要のないお金です。投資というよりは損失に近いと思います。本来定期預金を解約して払えば必要のないものです。
資金を残す為にといいますが、石川被告は小沢被告がすぐに4億円を用意できたことに関して次のように証言した。
「小沢先生がお父さんから多くの遺産を相続したと聞いていたのでおかしくないと思った。」
だったら又急にお金が必要になった時には、小沢被告から借り入れれば良かった筈です。この説明を裁判官はどのように受け止めたかです。
捜査段階の供述
石川被告は捜査段階で小沢被告から借り入れた4億円については、「小沢先生の簿外資金で表に出せない金」と考えていたたとの供述を翻したが、そのことに関しては次のように証言した。
「『簿外』という言葉を知らず、意味も分からなかった。」
このように弁明する以外にはなかったのでしょう。捜査段階では税務署に届けていない金という認識はあったのでしょう。
捜査段階における録音
この問題も小沢擁護派はまるで鬼の首でも取ったかのように、これで石川被告は無罪確定などと大騒ぎをしていました。しかし、国会議員ともなると検察官の取り調べを録音出来るのですからたいしたものです。
石川被告は検察官の再聴取で、その様子を密かに録音しているが、聴取は検事に誘導されたものだと主張し、その証拠として裁判所に提出しています。
しかし、今回の証言では次のように語っています。
「検事に迎合する気持ちがあった。」
あれっ? 供述を強要されたのではなかったのかな。
弁護人が「テープを聴くと極めて歯切れが悪い。なぜか」と問うと、石川被告は「特捜部の恐ろしさは分かっており、どこかで妥協しなければならないと思った」と弁明したと報道されています。
そうですね、弁明という事にしか思えない。
何か、小沢擁護派が言ってきたこととだいぶ様相が違いますね。
前回のエントリーでも書きました。
>秘書は一貫して無罪を主張してきた。自らの罪を認めた秘書の事例と同列に私の問題を・・・・
何か、矛盾しているようにしか聞こえない。何故無罪を主張してきたことと、自らの罪を認めたと重ねて主張したのか?この辺りについては今後究明して行きたいと思います。
この謎解きこそ、小沢問題の核心であると思います。いずれそのことの謎解きをやりたいと思います。
★お知らせ
昨年好評だった手作りのりんごジュースを今年も作りました。今年は新しい専門の箱も製作しましたので、その箱に入れて販売します。
ジュースは二本入りセットの販売です。
720ミリリットル入りで1500円となります。
昨年は黒猫ヤマトで送りましたが、今年は郵便小包のほうが幾分安いのでそちらで送らせて頂きます。
送料は下記の通りです。二箱まではこの料金です。
関東・東京 650円
中部・北陸 730円
大阪・近畿 990円 中国・四国 1060円
九州 1140円 北海道 730円
注文はメールにて受付します。
fukushimaseto@gmail.com