連合の古賀伸明会長は23日、大阪市内で記者会見し、橋下徹大阪府知事や河村たかし名古屋市長らの地域政党について、「(中央政党との)役割分担をしながら作るならおかしくないが、今の地域政党のやり方は、人気取りみたいな感じが見え隠れする」と否定的な見解を示した。
古賀会長は「民主党への国民の焦燥感が、地域政党に期待する格好で、愛知県知事選、名古屋市長選の結果になったと思う。その走りが橋下知事と言っても過言ではない」と指摘。小沢一郎元代表周辺や原口一博前総務相ら一部の民主党議員が地域政党との連携を検討しているが、古賀会長は、是非は「判断できない」としながら、「人気が出たから手を結ぶということが、もしあるとすれば決して良いことでない」と述べた。【佐藤慶】
毎日新聞 2011年2月23日 20時20分