河村・大村連合が勝利 名古屋市議会は解散名古屋市長選と愛知県知事選にそれぞれ当選し、名古屋城を背に喜ぶ河村たかし氏(左)と大村秀章氏=6日夜、名古屋市西区 「トリプル投票」として注目を集めた名古屋市長選と愛知県知事選が6日投開票され、市長選は政治団体「減税日本」公認の前職河村たかし氏(62)が再選、知事選は河村氏と連携する前衆院議員大村秀章氏(50)が初当選した。同市議会解散の賛否を問う住民投票は賛成が過半数を占め、出直し市議選が3月に実施される見通し。 菅再改造内閣発足後、初の大型地方選で、「民主党王国」と呼ばれる名古屋市と愛知県での推薦候補2敗は菅直人首相に大きな打撃。4月の統一地方選を前に、河村氏の減税日本や、橋下徹大阪府知事が率いる「ローカルパーティー大阪維新の会」などの「首長新党」は、既成政党への不満の受け皿として存在感を増した。 自民党やみんなの党も知事選に候補を立てたが「河村・大村連合」の勢いを止められなかった。 河村氏は6日夜、「名古屋から減税の大きな流れをつくる」と当選の弁。大村氏は「時代を変えてとの県民の声に応える」と抱負を語った。 市長選は、市民税10%減税の恒久化や市議報酬の半減を議会に否決された河村氏が「あらためて信を問う」として辞職したのに伴い実施。民主党は前衆院議員を担ぎ出し、県連レベルで支援した自民党と与野党相乗りで対抗したが、河村氏が知名度と高い人気で勝利した。 【共同通信】
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