民主党の原口一博前総務相が22日発売の月刊誌「月刊日本」のインタビューで、消費税増税に意欲を示す菅直人首相を批判し、党分裂も辞さない覚悟を示していることが分かった。原口氏は18日、記者団に「分党とかするつもりはない。ただ、少し違う人たちが入ってきたので、それなりのけん制球は必要だ」と述べ、首相が内閣改造で与謝野馨経済財政担当相を起用したことなどに改めて不快感を示した。
インタビューで原口氏は、「政権交代の原点に回帰するグループ」を「民主党A」、「増税ありきの既得権益温存の政策に賛同する議員」を「民主党B」とそれぞれ位置付け、「『民主党B』とはたもとを分かたなければならない」としている。
[時事通信社]