Yahoo!ニュース
ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]



ここから本文です
[PR] 

米国が恐れるリビアの化学兵器

ウォール・ストリート・ジャーナル 2月25日(金)10時9分配信

 【ワシントン】リビアのカダフィ政権は、マスタードガスや他の化学兵器物質を保有している。リビア情勢が混迷を深めるにつれ、それらが使用されるのではないかという懸念がワシントンに広がっている。

 米当局者によると、カダフィ政権は旧式のスカッドBミサイルも保持している。それ以外にもウランの粉末であるイエローケーキ1000トンや、カダフィ大佐がスーダンやチャドのような国々に提供した大量の通常兵器を保有しているという。

 現役および元米政府当局者らはインタビューで、リビアに対する米国の核不拡散の取り組みは功を奏し、リビア政府による初期の核兵器プログラムを中止させ、スカッドCミサイルを廃棄させたと語った。だがリビアの政情不安と独裁政権がつづくなか、米国は残りの武器や化学物質に警戒し続けてきたという。

 ある政府当局者は、「カダフィのような無分別な人間が、強力な武器を意のままにできることは問題だが、事態の沈静化を図るために、彼がマスタードガスや化学兵器の使用に踏み切ったという情報はない」と述べた。

 ブッシュ前政権は2003年に、リビア政府に大量破壊兵器の廃棄を求め、その見返りに国交を正常化することで合意した。

【関連記事】
【スライドショー】リビアの騒乱が激化
トピックス:緊迫する中東情勢
リビア反政府勢力、首都攻勢の構え-カダフィ大佐はアルカイダの扇動と非難
サウジアラビア、石油の供給不足分を補う準備がある
スイス、カダフィ大佐一族の資産を封鎖

最終更新:2月25日(金)10時9分

ウォール・ストリート・ジャーナル

 

関連トピックス

主なニュースサイトで チャド の記事を読む

PR

carview愛車無料査定
PR
ブログパーツ

海外トピックス

注目の情報


PR