国民新党の亀井代表は、党の会合であいさつし、菅総理大臣が、衆議院の解散に踏み切る可能性を否定していないことに関連して「政治状況が悪くなったから解散するというのは、責任放棄だ」と述べ、早期の解散はすべきでないという考えを示しました。
この中で亀井代表は「衆議院議員の任期の半分も過ぎておらず、与党側が、衆議院では悠々過半数に足りているなかで解散するのは、間接民主主義の否定だ。七転八倒しても、ばかだと言われてもやるしかなく、政治状況が悪くなったから解散するというのは、責任放棄だ」と述べ、早期の解散はすべきでないという考えを示しました。また、亀井氏は記者会見で、今後の政権運営について「菅総理大臣自身も民主党も、今後どうするかという戦略を持っていない。政党政治が国民に信用されず、機能しないときには、従来の方程式を超えた国家権力を構成すべきだと菅総理大臣にも言っている。残された道はそれだけだ」と述べ、事態打開に向け、民主党と国民新党以外からも幅広く人材を起用して内閣改造を行うべきだという考えを改めて示しました。