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トップ今日からの投資戦略2011年02月23日 政権交代したあとのリーダー候補は誰か?【森田レポート】

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2011年02月23日(水曜日) 14時47分 更新

政権交代したあとのリーダー候補は誰か?【森田レポート】

菅総理の政権運営は限界か?

世論調査では支持率が20%を下回り、分裂問題で政権運営が厳しくなっている民主党ですので、政権交代は時間の問題かも知れません。今回は、民主党が抱える問題とその後の日本のリーダー候補についてレポートします。

民主党議員16人が別会派を作り、予算関連法案に反対することもありえると発言しました。これに対して岡田幹事長は感情的に「パフォーマンスと同じ」と民主党議員を批判しました。過去に岡田幹事長は、民主党の小沢VS管と反小沢の戦いについて「内紛ではない」と発言するなど、国民の感覚とかけ離れた感覚を持った議員です。

また枝野官房長官は「菅総理は、後2年半、国民から総理をして良い」との判断を貰ったので菅総理が辞職する必要はない、と発言しました。国民は菅内閣で衆議院選挙をしてと支持したわけではなく、また参議院選挙では民主党に「ノー」と言ったわけですから、国民が菅総理に満期までして良いといったという発言は「えっ」という発言でした。

昔、野党時代の枝野氏は頭脳明晰で論調も鋭く、また正義感がとても強いという印象がありました。私の知り合いの大学教授が彼と対談した時のことを「枝野氏はとても切れる人」と評していました。

そのため、枝野官房長官に正義感が残っていればという前提で「民主党に何かが起こる」かもしれないというレポートを書きました。

しかし、今回の総辞職に対する根拠がない発言を聞きますと、枝野官房長官は「菅総理と同じ種類の人種」になってしまったと思われますので、枝野官房長官が日本を変えるという人物になれる可能性は低いと感じました。

小沢氏は「私利私欲のためにも証人喚問を受ける」という決断も出来なければ、議員を辞職するという決断も出来ませんでした。以前も小沢氏のいうことを聞かない県連には資金を支給しないというあからさまな嫌がらせを行いましたが、もし自尊心があれば「出来ないこと」だと思います。

鳩山さんも「自分が作った民主党ではない」とプライドがあればいえない言葉、経営者であれば絶対に言わないことを平気で言っています。また。沖縄基地移転についても「何も持っていないのにオバマ大統領にトラストミー(私を信じなさい)と断言」したり、沖縄基地問題で「代案を持っていないのに、代案があると断言」したり、議員を引退すると言って、すぐに引退しないというなど、小沢さんも鳩山さんも「日本経済の将来や国民の将来よりも個人の利益を優先している」という人のように思われてしまいます。

では、残る民主党の大物である菅総理はどうかと言いますと、自分を総理の座から下ろすなら「解散するぞ」と民主党議員を脅し始めました。今の低支持率で解散すれば「民主党に自民党が大勝する」ことは誰でも分かることなのに、自分の地位を守るために、これまでは「解散は一切考えていない」と発言していたのが「国民のためになるなら解散する」と自分のために180度転換してしまいました。

つまり、民主党を作った鳩山さんと菅さん、そしてあとから合流して民主党政権を作った小沢さん、誰一人として国民のことも民主党のことも考えていないということを、今回の民主党の内紛で国民に知らせてしまいました。
加えて、衆議院マニュフェストも崩壊していますので、次の選挙があれば「民主が大敗する」ことになると思います。

日本に21世紀のリーダー候補は存在するのか?

ラッキーにも日本に21世紀のリーダー候補が現れたと思います。誰が21世紀のリーダーの候補かと言いますと、それは小泉総理の子供の小泉進次郎氏だと思います。親父さんが日本を打ち壊し、子供が日本を再生したら「歴史的なドラマになる」と思います。

小泉総理は「頭は切れなかったが、人間は大物でした」ので、日本の政治史に残る人物になりました。子供は怜悧(頭がよく、心が冷たい)という歴史に残る政治家の最低要件をクリアしています。

まだ子供ですから、あと数年は必要だと思いますが、もし自民党が小泉進次郎を重要ポスト(幹事長)にして選挙を戦えば自民党は圧勝すると思います。しかし、日本国民のためには「小泉進次郎」はまだ表舞台に立たず、次の選挙で自民党が勝ち、その後に自民党が失敗して再び民主党が勝ち、さらに民主党が失敗したときに「小泉進次郎が代表」になって自民党が圧勝するというシナリオになれば、小泉進次郎の修行時間も十分取れます。

したがって、このシナリオが一番良いと思いますが、問題は「そこまで小泉氏のカリスマ性が保たれているか」ということです。保たれていれば「小泉進次郎が日本を変える政治家」になるかもしれません。

日本はまだまだ弱者が苦しむ時代が続く

勿論、日本経済復活の特効薬はありません。上杉鷹山の上杉家復活ではありませんが、国民の圧倒的支持を前提に、国民も支配者階級もすべてが忍耐と努力を重ねることでしか、本当の日本復活はありえないと思います。加えて小泉進次郎は度胸満点ですから「日本株式会社のトップセールスマン」になれるでしょうし、優秀な経営者として「オンリーワン技術」の普及による日本株式会社の復活もあるかもしれません。

いずれにしましても、5年から7年くらいは「自分の生活は自分で守る」と思って生きたほうが良いのではないかと思います。

レポート担当 : ケンミレ株式情報 森田 謙一


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