国民新党の下地幹郎幹事長は23日夜、都内で記者団に対し、松木謙公農林水産政務官が辞意を表明したことについて「一番恐れてきたことが起こっている。2011年度予算案の衆院採決で、(賛成が)300を割れば、間違いなく菅直人首相は退陣せざるを得ない状況になる」と述べた。
衆院で与党は311議席。衆院での再可決に必要な3分の2(318議席)を大きく下回れば、政権維持は不可能になるとの見方を示したとみられる。下地氏は「民主党内がまとまる、社民党が賛成するという状況をつくるために(民主党執行部が)全力投球しなければ、この内閣はもう持たない」と語った。
[時事通信社]