最終更新: 2011/02/25 14:16

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菅首相、松木農林水産政務官の辞表を受理 菅首相「大変、残念です」

民主党の小沢元代表に近い松木農林水産政務官は24日、菅首相の政権運営などへの不満を理由に辞表を提出し、菅首相は受理した。
松木農水政務官は「(辞表は)鹿野大臣に預けさせていただいた」、「このまま辞めさせていただきたいと」と述べた。
松木氏は24日午前、鹿野農水相から慰留されたが、「辞任する気持ちは変わらない」として、菅首相あての辞表を鹿野農水相を通じて提出し、菅首相は24日夜、受理したことを明らかにした。
菅首相は「受理をしました。大変、残念ですね」と述べた。
松木氏は辞表提出にあたり、菅政権が2009年の衆議院選挙のマニフェストの見直しを打ち出していることや、強制起訴された小沢氏を党員資格停止処分としたことを批判している。
会派離脱を表明した16人に続く小沢氏側近の反乱に、政府・与党の幹部は不快感を示しながらも、平静を装っている。
民主党の岡田幹事長は、「政権の求心力を失うことに拍車をかけると書くメディアもあるが、私は淡々と『そうですか、残念です』と」と述べた。
民主党の安住国対委員長は、「(政権への打撃は?)ありません」と語った。
江田法相は「足並みの乱れというのが、どんどん広がる状況とはまったく違う」、「動揺はまったくない」と話した。
政権幹部には、ほかにも小沢氏に近い議員らがいるが、松木氏の辞任は「個人の判断」との見方が多く、現段階で同調する動きは出ていない。
鈴木総務副大臣は「私は今、与えられた任務を全うする」、「連なっての動きは起きていかないんじゃないかな」と述べた。
三井国交副大臣は「松木さんは職務を全うすべきだと思う」、「(辞任は)今考えていません」と語った。
しかし、小沢氏への「党員資格停止」処分や、野党との調整ができない菅執行部への批判はマグマのようにたまっており、小沢氏に近い議員らの「反乱」は波状的に続くとの見方も強まっている。
自民党の石原幹事長は、「菅内閣の大崩落。山が崩れる予兆なのではないか」と述べた。
公明党の山口代表は、「松木政務官であります。松木現象ならぬ、末期症状」と語った。
自民党の小泉 進次郎衆議院議員は、「もうこの政権を支えることはできないという意思表示」、「こういう声が党内から、閣内から上がったことは、非常に大きな事態ではないですか」と話した。
社民党の福島党首は、「国民の生活が第一と言っていたことから、どんどん離れて行っていると思う」、「外から見ていると、権力闘争が非常に激化しているというふうにしか見えない」と語った。
焦点の予算関連法案も、社民党や公明党の相次ぐ反対で年度内成立が絶望的となり、党内も党外もコントロールできない菅内閣の窮状があらためて浮き彫りになっている。

(02/24 20:18)


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