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2011年2月25日 (金)

コーヒー豆の価格高騰と偏食

 偏食がほとんどない自分にとって唯一、苦手なのがコーヒーだ。しかし、人の偏食はどのようにして起きるのだろうか。小学時代の給食のときなど、泣きながら顔をしかめて牛乳を飲んでいる友達やグリーンピースだけをきれいに残している人もいた。そのとき、なぜ食べられないのか、不思議でたまらなかった。

 コーヒーがダメであることを自覚したのは高校生のときだった。睡魔退治のために飲むのだが毎回、寒気がするのだ。でもこの身震いもコーヒーの作用のひとつだろう、と無理やり思いながら飲んだ。でも、1週間も飲み続けていると胃痛が始まった。大学に入ってからも何度か試してみたが、やはり体質的に受け付けないのだと気づいた。

 コーヒーをおいしく飲めないと大人になれない気がして嫌だったが、諦めた。それは20歳になって多少のアルコールを取るようになり、こちらの量は増えても体は全然平気であることに気づいたからだった。しかし、周囲には朝起きて飲むコーヒーがないと、何も始まらないという人は多い。し好品のようでありながら、ほとんど必需品という人がたくさんいる。 

 苦手とするコーヒーだが、夜勤デスクで少し気合を入れなければならないときは、自販機のカフェオレだけは飲む。このときも少し寒気がするが、薬だと思って飲むことにしている。カフェインをふだん摂取しないから、コーヒー牛乳状態なのに、朝まで眠れず目がギンギンになったりする。

 何かに卓越した人は、決まってコーヒーを愛するのだろうか。著名人のコーヒー好きで一番に浮かぶのは自著でも触れているが高倉健だ。最近はイチロー選手がコーヒーを追究したい、とテレビで語っていた。うらやましいとは思うが、自分にコーヒーが本当においしいと感じる日は一生来ないだろう。食料の価格高騰の話を見聞きしながら、頭の中にはたわいもないことが浮かんだのだった。

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