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【大相撲】

竹縄親方 1100万円もらっていた 力士としての退職金

2011年2月25日 紙面から

 八百長を認めた竹縄親方(元幕内春日錦)に対し、日本相撲協会からすでに力士としての退職金(力士養老金・勤続加算金)約1100万円が支給されていることが、24日分かった。

 特別調査委員会は「八百長を認めなければ除名処分、認めれば退職金の出る引退勧告」の“ニンジン作戦”を理事会に提言。ある関係者は「竹縄親方には退職金が支給されている。調査中のほかの人とのバランスが悪くならないよう、認めれば退職金を出すという手法をとると聞いている」と、竹縄親方への退職金支給が一因となったと指摘した。

 竹縄親方が引退・年寄名跡を襲名したのは今年の初場所千秋楽で、八百長問題が発覚するわずか10日前だった。相撲協会の寄付行為施行細則にそって計算すると、退職金は1108万円になる。しかも、処分は親方として受けることになるため、力士としての退職金は“不問”とみられる。

 2月分の給与は25日に振り込まれる。師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「(辞退を)考えなきゃいかんよね。本人とは話してない。もう(もらう気持ちは)ないだろう」と、辞退または返納の可能性を示唆した。では退職金は…?

 ちなみにニンジン作戦について、14人の力士の中には「最終決定は理事会。どうなるか分からない。信じていいものなのか」と疑心暗鬼になっている者もいる。特別委は3月4日の委員会までにある程度の材料を集め、同15日には区切りをつける考え。果たしてそれまでに成果があるか。 (岸本隆)

 

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