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【プロ野球】

打てば響く男 枡田がいいぞぉ

2011年2月25日 紙面から

ヤクルト−楽天 サングラスを外し戦況を見つめる楽天・星野監督=沖縄・浦添市民球場で

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 楽天打線が、ヤクルトとの練習試合で1回に4連打、3回に3連打で得点に結び付けるなど、今季のメーンテーマである“つなぎの野球”を機能させた。対外試合初白星こそ逃したものの、星野仙一監督(64)にとっても、実り多かった。

 1軍入りをかけて若手が応えてくれたことも闘将の心を打った。赤丸急上昇中なのが6年目の枡田慎太郎内野手(23)。下半身の張りで調整中の松井稼に代わって3試合連続で遊撃手でフル出場し、この日も5打数4安打1打点と活躍。1回無死一、三塁には左前に先制打。星野監督も若鷲に「ああいう形でどんどん出てくれれば、どんどんチャンスをやる」と目を細めた。

 枡田は、ここまでの2試合でけん制死などのミスを重ねてベンチ内で指揮官からとうとうと説教を受けた。それでも、萎縮することなく常に監督の隣に座り続けた。打てば響く若手を好むのが星野監督。これまでは「枡田」と呼ばれていたのに気が付くと「慎太郎」に変わっていた。枡田も「思い切ってやるだけ。上で勝負したい」と気勢を上げた。

 この時期はあくまでリハーサル。勝敗には重きを置かない。2番手岡本が6回に決勝弾を含む2被弾を浴びて競り負けたが、闘将からカミナリが落ちることはなかった。むしろ、その顔つきは満足げだった。 (鶴田真也)

 

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