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【芸能・社会】応神天皇陵に立ち入り調査 築造当時の埴輪底部を確認2011年2月24日 20時40分
日本考古学協会など考古学、歴史学の研究者団体は24日、日本で2番目に大きく、宮内庁が応神天皇陵に指定する大阪府羽曳野市の前方後円墳、誉田御廟山古墳(5世紀前半)を立ち入り調査し、内濠を取り囲む堤部分で、築造当初に設置したとみられる埴輪の底部を確認したことを明らかにした。 皇族の墓である陵墓に対する今回のような外部の研究者による立ち入りは、陵墓を管理する宮内庁が2008年、奈良市の神功皇后陵(五社神古墳)を許可して以降、毎年続いているが、天皇陵は初。参加者16人は、前方部の拝所横から堤部分に入り、約3時間、歩いて調査した。 日本考古学協会の陵墓担当理事山田邦和・同志社女子大教授(考古学)らによると、埴輪の底部のほか、埴輪片も堤の数カ所で確認。堤の両側に埴輪がずらりと並んでいたと推測される。 宮内庁は墳丘の立ち入りを認めなかったが、現場を訪れた考古学研究会陵墓問題委員の大久保徹也・徳島文理大教授(考古学)は「5世紀代に最も巨大化した古墳を観察できたことは意義がある」と述べた。 誉田御廟山古墳は全長約425メートルで、宮内庁が仁徳天皇陵に指定した大山古墳がある百舌鳥古墳群と合わせ世界遺産の暫定リストに登録された古市古墳群の一つ。 (共同)
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