大川周明先生と北一輝先生
戦前の日本が輩出した偉大なる思想家 ←ブログランキング応援クリックお願いします。
26日に予定している「昭和の時代・歴史探訪」の説明をさせて頂きます。2・26事件に蹶起した青年将校に思想的な影響を与えた人物として有名なのが北一輝先生である。(尚、これ以後は先生という敬称なしで記述させてもらいます。)
北一輝はこの2・26事件の首謀者の一人として逮捕され、処刑されました。北一輝に関しては評価する人と全く評価しない人に二分されると思います。
私は北一輝を個人的には高く評価していますが、今回は北一輝のことについては触れません。北一輝に関しては改めて時間をおいてからシリーズで始めたいと思います。
今回北一輝の墓に詣でるに当たり、どうしても触れなければならないもう一人の人物として大川周明という偉大なる人物について述べてみます。
大川周明についてはこれまで一回だけ取り上げております。
思想としての右翼・戦前の右翼思想家に学ぶ
大川周明は学者、北一輝は革命家、石原莞爾は軍人と、その立場は違っていますが、戦前の日本の右翼史に残る偉大なる人物達でありました。今、ナショナリズム再評価の流れの中で、是非ともこのような人物にも興味を持って知っていただきたいものです。・・・・以上
目黒不動尊(泰叡山瀧泉寺)内には北一輝の碑があります。この碑の文を書いたのが大川周明でした。大川がこのような碑の建立に際し、快く文を上梓した背景には同時代を生きた二人の間に友情というか、互いに認め合うものがあったからでしょう。
大川周明と北一輝の墓は同じ墓地の近くにありました。ところで何故本日は北一輝でなく、大川周明を取り上げるかと言えば、冒頭で紹介したエントリーの中にも書かれているように、中東イスラム問題が注目されているので、そのことについて述べて見たいと思ったからです。
前回エントリーからの紹介
東京裁判で訴追されたが、東条英機の頭を叩いたことで、発狂したとして精神病棟に隔離されました。この発狂が本物でなかったことは、後に日本で初めて「コーラン」を全訳したことで明らかです。
何が大川周明を回教(イスラム)の研究に駆り立てたのか。それは未来の世界を予言していたからでした。彼は次のように予言していました。現代語で紹介します。
「全イスラム圏はやがてキリスト教諸国の俎上に乗せられ、早晩分割去られる運命を免れないと思われる。イスラム教が堕落の極に達したと思われた時に、内面的には宗教改革の熱烈なる運動が起こり、外面的には汎イスラム主義の政治運動が台頭し、枯れ木に再び花を開かんとするの勢いを示すに至る」
大川周明は日本を代表するインド哲学の研究者でもありました。彼は大東亜戦争の敗北後、インド、イラン、トルコ、イラクなどの国々に目を向けていた。そこに日本民族の活路を見出そうとしていたのかも知れません。 せと弘幸BLOG主催
以上
彼は当時の日本では数少ないイスラムを研究する学者でした。大川の著に「亜細亜建設者」という本があります。この中で大川は欧米列強の植民地化政策とそれからの解放を目指す必要性を訴え、それは民衆の英雄的な戦いがなければ出来ないと書いています。
そしてその学ぶべき英雄としてアラビア神国建設者イブン・サゥード、新トルコ建設者ケマル・アクトュルク、イランのレザー・パフラヴィー皇帝、そしてインドのガンジーとネールを紹介しています。
大東亜戦争の一つの大義が欧米列強からの亜細亜の解放であった訳ですが、東南アジアだけではなく、遠く中東イスラム世界にまで目を広げていた戦前の右翼思想家のその見識の深さにはただただ頭を垂れるしかない。
今中東における「自由へ向けた命がけの戦い」に、どれだけの右翼・民族派或いは保守派と言われる人が感心を示しているのか?
支那大陸の革命に身を投じようとした北一輝。遠く中東イスラム世界への関心を抱き続けた大川周明。時代が如何に変わろうとも、このような偉大なる先人に我々は学ばなければならないと思います。
「昭和史・歴史探訪」
2・26事件慰霊碑(渋谷税務署下) 13時30分に集合
12時集合に変更します。代々木の集会が11時半に終了しますので、その足で向かいます。終了後付近のレストランで食事の時間を取ります。
渋谷駅よりバスで目黒不動尊に向かいます33番乗り場です。
到着予定時間ですが一時半出発で2時頃となります。北一輝の碑を見て大川周明・北一輝の墓に詣でます。その後東急目黒線で麻布十番に向かいます。
麻布十番 「賢崇寺・二十二士の墓」参り
到着時間は4時頃を予定しています。その後解散して文京区民センターに各自向かってもらいます。尚昨日コースを歩き見て回りましたが、記念碑や墓には花をさす場所が少なく多くの人が当日は持参すると思われ、折角持参しても花をいける場所がありません。渋谷の記念碑も造花でした。生花だと傷んでしまった場合のことを考えてそうしているのかも知れません。
よって、こちらでは今回はお線香だけを用意させて頂くことに致しました。尚、どうしても献花をしたいと言う方は墓前の前に置いて頂いても構いません。
★お知らせ
昨年好評だった手作りのりんごジュースを今年も作りました。今年は新しい専門の箱も製作しましたので、その箱に入れて販売します。
ジュースは二本入りセットの販売です。
720ミリリットル入りで1500円となります。
昨年は黒猫ヤマトで送りましたが、今年は郵便小包のほうが幾分安いのでそちらで送らせて頂きます。
送料は下記の通りです。二箱まではこの料金です。
関東・東京 650円
中部・北陸 730円
大阪・近畿 990円 中国・四国 1060円
九州 1140円 北海道 730円
注文はメールにて受付します。
fukushimaseto@gmail.com