終了後の懇親会でワインを飲み過ぎました。
さて、表題の討論会ですが、
織田さんの前置きが長いとか、
スピーカーが充実していたのに話す時間が短いとかありましたが、
期待通りに論点がまとまりませんでした。
まぁいろいろとJFWに対して意見を言っても、
JFWは意見を受け入れる余裕は無いし、
たとえ、若いデザイナーグループににやる気があっても。
経産省の億単位の補助金事業の受け皿として、JFWに代わるところはないし、
(次期JFWの補助事業プランを2月18日公示で3月10日までに立てられるところがありますか?
ないんですよ。そういう補助事業のこと誰もしらないでしょう。)
結局文句は言うけれど、何も変わらない、
という今の政治や社会に対する不満みたいなことになっています。
「〇〇してください。」「◯◯すべき」というのですけれど、
誰がそれをやるのか?ということを忘れているようです。
「自分ではやらないけれど、誰かがやってくれれば」というぐあいに、当事者意識が無いのでしょうね。
逆に、自分の力で何とかしたい人には組織の後押しやお金や権威が無いのです。
その力を受け入れるプラットフォームもありません。
その点、シアターの金森さんのドリフのように、実際に自分で新しい動きを始める。
というのは、とても素晴らしいです。
そもそも、今だにJFW(東京コレクション)を繊維産業に結びつけようというのが
国際競争の中では、そもそもの戦略ミスだということに気がつかないのでしょうか。
東京コレクションは、もう繊維産業の延長としてではなく、文化産業として位置づけしなくてはならないと思います。
文化というのは極論すれば、儲からないけれど大事なことなので、やる気がある若い人ががんばるか、お金持ちの道楽か、行政が支援するか、ということになります。
文化として考えれば、儲からない若いクリエイターを支援してもいいのです。
リトゥンみたいにワケがわからないことするのも文化の文脈ならむしろいいのです。
東京コレクションに産業として効果を期待するからダメなのではないでしょうか。
もう東コレは「文化事業」として割りきって、アジアの「産業・ビジネス」センターではなく、「文化」センターを目指しましょうよ。
ファッション、アート、音楽、エンタメ、コンテンツなど複合文化イベントにすれば
世界中から見に来るし、買い付けにくるんじゃないですかね。
それがクールジャパン戦略なのでしょうが・・。
どちらにしろ、繊維系補助金から文化系補助金に代わるのですから、転換期になるのでしょうね。
酔っ払っているので、無責任な発言です。