民主党の代議士会は、会派離脱届を提出した16人が欠席する中で開かれ、菅総理大臣の伸子夫人を使った党の政策ビラの趣旨の説明にやじが飛び、岡田幹事長が強い口調で反論するなど、党の混乱ぶりを印象づける一幕がありました。
民主党の代議士会は24日午後に開かれましたが、先週、会派離脱届を提出した小沢氏に近い16人の議員が欠席しました。この中で、大谷啓衆議院議員が、党本部が各選挙区支部に送った政策ビラに菅総理大臣の伸子夫人が漫画で掲載されていることについて、「われわれは伸子夫人を広告塔に決めた覚えはない。有権者を逆なでするのではないか。こんなお金を使うべきではない」などと批判しました。これを受けて、政策ビラのデザイン担当者が説明をしている最中に議員からヤジがとび、岡田幹事長が「今しゃべった人は立ってくれ。もう少し言い方を気をつけたらどうか。仲間の議員が説明しているときにそんな言い方があるのか」などと色をなして反論し、党の混乱ぶりを印象づける一幕がありました。出席していた議員は「党内対立の末の学級崩壊が始まった」と、民主党の現状に嘆いていました。