菅首相:「許し難い暴挙」露大統領の北方領土訪問に

2011年2月7日 13時2分 更新:2月7日 13時43分

 菅直人首相は7日、東京都内で開かれた「北方領土返還要求全国大会」に出席し、「昨年11月のメドベージェフ露大統領の北方領土、国後島訪問は許し難い暴挙で、直後のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会談の際に行われた私とメドベージェフ大統領との会談においても強く抗議した」と語った。首相は領土問題を解決してロシアと平和条約を締結する姿勢を改めて強調したが、「暴挙」との発言にはロシアから反発が出そうだ。

 大会には、10日からロシアを訪問する前原誠司外相、沖縄北方担当相を兼務する枝野幸男官房長官や北方四島の元島民らが出席。外相は「できるだけ早く返還させるため、政治生命を懸けて努力する」と語った。

 同大会は内閣府などの主催。択捉以南の北方四島を日本領土と確認した日露通好条約が1855年2月7日に締結されたことから、政府は2月7日を「北方領土の日」と定め、毎年この日に全国大会を開いている。【宮城征彦】

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