旭南海は八百長関与否定　破損携帯を調査委に提出

　大相撲の八百長問題で、メールに名前が挙がった１４人のうちの１人、十両旭南海（３３）＝本名健博一、鹿児島県出身、大島部屋＝は２４日、取材に応じ、自身の八百長疑惑について「関わっていない」と否定した。情報提供すれば処分軽減を考慮するとした特別調査委員会の方針には「どういう状況になろうとも、自分は関与していないと言い続けるだけ」と話した。

　旭南海は特別調査委からの面接を２月上旬に１度だけ受け、その際に破損した携帯電話を提出。「壊れていたけど、それでもいいと言われた。（面接の）途中で自宅に取りに帰った」と、１４人のうち壊れた携帯電話を提出した３人のうちの１人であることを認めた。

　２月に入り、旭南海はほぼ休みなしで稽古を続けているという。２４日も東京都墨田区の大島部屋で幕内旭天鵬と申し合いなどを行い「外出は控え、夕方もトレーニングしている。精神的な影響もあるのか、２月だけで体重が７キロも減った」と話した。

　同日時点で特別調査委による２度目の面接予定は入っていない。「（新しい携帯電話を）出せと言われれば提出する」と調査に協力する意向を示した。