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江田島市、市営フェリー復活を断念 西能美航路

2011年2月22日

 江田島市は21日に開かれた市公共交通協議会で、西能美航路の合理化・効率化に伴う実証運航後の市営フェリー復活を断念し、所有する2隻の売却や民間航路での活用などを検討する方針を示した。

 実証運航は中町・高田〜宇品航路(市営)を高速船、三高・大須〜宇品航路(民間)をフェリーに集約し、昨年10月から試験的に始めた。先月末までの両航路の運航実績は、前年比で乗船客が1割近く、車両が約2割減少。さらに燃料費の高騰もあり、年間収支は両航路で計約9400万円の赤字になる見込みだ。

 実証運航は3月末まで。協議会は「市営フェリー復活で、さらに収支が悪化する。実証運航の形態のまま4月以降は本格運航に移行する」ことを承認した。(中川正美)

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