小学校の運動場に無断で植えられたミカンの苗木。現在は撤去されている=3月25日、宮崎県日向市幸脇
宮崎県日向市の市立幸脇(さいわき)小学校の運動場に約130本のミカンの苗木を植えたとして、県警日向署は6日、同市幸脇の無職、福田究(きわむ)容疑者(59)ら4人を威力業務妨害の疑いで逮捕したと発表した。調べに対し、福田容疑者は「自分の土地に植えて何が悪い」と話しているという。
苗木を植えた土地について、日向市は「市の所有」としているが、登記上は、福田容疑者の亡くなった父親の名義となっている。
発表によると、ほかに逮捕されたのは、同市幸脇の無職小川清(78)、同市塩見の農業黒木留男(57)、同県川南町の無職長野久代(65)の3容疑者。
福田容疑者らは3月19日午後5時半から22日午後7時にかけて、小学校の運動場のほぼ半分に重機やスコップで穴を掘ってミカンの苗木を植え、運動場を使えなくした疑いが持たれている。福田容疑者は、ほかの3容疑者を雇って作業したという。
日向市によると、運動場の土地は、同市の前身の岩脇村が1925年4月に5人から買収したという。しかし、福田容疑者の父親を含む3人分の登記は書き換えられていなかった。福田容疑者は、20年前から市に土地の買い取りを求めていたが、市は拒み、その一方で、昨年3月まで固定資産税を課税し続けていた。