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米国発健康ジャーナル


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飲酒する子どもの多くは家庭で酒を入手


 米国では、12〜14歳の少年のうち約70万9,000人がビールや蒸留酒などのアルコールを飲んでおり、多くは親や保護者から酒類を直接与えられていることが、米国薬物乱用・精神衛生管理庁(SAMHSA)による調査で明らかになった。

 SAMHSAのPeter Delany氏によると、12〜14歳の少年の約5.9%が過去1カ月間にアルコールを摂取しており、そのうち約45%が家庭で酒を入手していた。約15%は許可なく酒を持ち出していたが、15.7%は親や保護者から、14%はその他の親類からから直接受け取っていたという。保護者が子どもにアルコールを与える理由は不明だが、未成年の飲酒による問題を防止するためには、まず家庭から取り組む必要があるとDelany氏は指摘し、家にある酒類は厳重に管理し、子どもにはいっさい与えないよう呼び掛けている。

 同氏によると、15歳未満で飲酒をすると、成人後(21歳以降)にアルコールやその他の薬物による深刻な問題を経験するリスクが約5倍となるという。米国アルコール乱用・依存症研究所(NIAAA)によれば、年間約5,000人の未成年者が、飲酒が原因で転落死、焼死、溺死している。また、未成年での飲酒は学業不振、危険な性行為や薬物使用にもつながるという。今回のデータは、12〜14歳の少年4万4,000人が回答した2006〜2009年の「薬物使用と健康に関する全国調査(NSDUH)」からのもので、全米各地のさまざまな社会経済的グループの家庭を対象としている。

 米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルチモア)ブルームバーグBloomberg公衆衛生学部准教授のDavid Jernigan博士は、飲酒は “クール(かっこいい)”と子どもに思わせるような酒類業界の宣伝方法にも大きな責任があると指摘し、広告の対象を制限すべきであるとの考えを述べている。

原文

[2011年2月17日/HealthDay News]

Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.



飲酒する子どもの多くは家庭で酒を入手
カロリー表示は子どもや親のファストフード選択に効果なし
乳幼児のアトピー性皮膚炎は食物アレルギーの結果ではなく原因に
脂肪や糖分の多い加工食品は小児のIQを低下させる
高機能自閉症の成人は他人の意向を理解しにくい
オランウータンのゲノムはヒトより多様
COPD患者の別の死因による死亡が増加
クズ根が飲酒を抑える機序に新たな手掛かり
遺伝子が友を選ぶ
今シーズンのインフルエンザは平年並み−高齢患者と死亡数増加が予測
試験前の不安や恐れを書き出すことで成績が向上
加齢は皮膚だけではなく顔面骨にも影響を及ぼす
癌(がん)細胞は自らの死滅を促すシグナル発信機能をもつ
マラソン中の体重減少が完走タイムに関連
親戚と過ごす休暇は自分の遺伝的疾患を知る絶好の機会
FDAがアバスチンの乳癌(がん)への適応取り消しを勧告
母乳シェアリングに対するFDAの見解分かれる
75歳以上の高齢男性の多くが活発な性的行動を継続
不貞の原因は遺伝子にある?
“愛のホルモン”は母親に関する記憶を増幅させる
ティーンエイジャーに対する医療ではプライバシーの尊重が重要
過体重の女性の4人に1人は正常体重と誤認
FDAがカフェイン入りアルコール飲料に厳しい取り締まり
多焦点コンタクトレンズは夜間の運転には不向き
砂糖甘味飲料を飲む女性では痛風リスクが高まる
幹細胞を経ずに皮膚から直接血液を作ることに成功か
長時間勤務の外科医は燃え尽きやすく患者のリスクにつながる
ティーンのオーラルセックスは膣性交につながる可能性が高い
中年期の大量喫煙がアルツハイマー病に関連
睡眠不足の影響は遺伝子に左右される
大学生男子のオンラインギャンブル利用が急増
テストステロン値が低い男性では早期死亡リスクが増大
恋愛は天然の鎮痛薬?
米国の子どもは1日の3分の1を電子メディアに費やす
長期的な関係を求める男性は女性の顔を重視
若年性乳癌(がん)患者の家族は他の癌リスクも高い
認知症の早期発見は医師よりも身近な家族や友人のほうが優れる
ティーンエイジャーはスポーツ飲料が健康的であると誤解
遺伝子組み換えサケのラベル表示を消費者らが要求
インフルエンザ予防接種で心臓発作リスクが軽減
放射線被曝により2次癌(がん)リスクが増大
女性アスリートの腱損傷にエストロゲン値が関連
基礎体力テストで死亡リスクを予測
若い親や子どもの誕生から1年以内の親はうつ病になりやすい
骨粗鬆(しょう)症薬の長期使用が食道癌(がん)に関連
減量薬で心臓発作リスクが増大
癌(がん)予防にはサプリメントよりも健康的な食事を
慢性疲労症候群にウイルスの関与を示す新たな証拠
物資が乏しい国でも安全な手術が可能−国境なき医師団
ノート型パソコンによる損傷に注意
ストレスが妊娠を妨げる
7〜8歳で思春期の始まる女児が増加
地面を掘らずに死体を発見できるデバイスを開発
音楽を聴きながらの勉強は学習効果を妨げる
一般消費者向けの遺伝子検査の問題点
カルシウムサプリメントにより心臓発作リスクが増大
うつ状態の人は灰色の世界を見ている
PTSDのピークは男女で異なる
ヒトの精子遺伝子は6億年変化していない
自殺未遂の手段がその後の自殺の予測因子に
夏場のネコの細菌感染症はヒトへの感染の危険も
レディー・ガガを真似たコンタクトレンズに米国眼科学会が警告
円形脱毛症に遺伝子が関連−新しい治療法に道開く可能性
公共交通機関の利用が体型維持に有効
ペットも睡眠中に過去の出来事の夢を見る
経験不足の女性アスリートは重大な健康リスクに要注意
サッカーワールドカップの応援でメンタルヘルスが向上
10代男子で血圧値が正常域でも早期に高血圧発症の危険性
高齢の父親から生まれた子は非ホジキンリンパ腫のリスクが高い
ストレス緩和プログラムが乳癌(がん)再発患者に有用
米国少女のHPVワクチン接種率は3人に1人
ネット販売されるED薬は危険
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合唱で過敏性腸症候群が軽減する可能性
男性と女性の脂肪は遺伝的に異なる
高齢者やうつ病患者は美容形成術の満足度が高い
若い男性と結婚した女性は早く死亡する
勃起不全(ED)治療薬が脳腫瘍治療を手助け
配偶者がアルツハイマー病になると自身の発症リスクも高い
40歳未満の若年女性ではマンモグラフィの有効性は高くない
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米北西部で発見された致死性の空中浮遊真菌が拡大の可能性
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3D映画に酔う人もいる
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ヒトのペースメーカーをイヌでも活用
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70歳以上で過体重の人は寿命が長い
ランニングには裸足が最適?
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昆虫細胞を利用したインフルエンザワクチンに有望性
高齢者では腹部手術後のリスクが高い
母親の職業と先天性欠損リスクの増大に関連性




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