証拠の画像「被告とは言えない」 舞鶴少女殺害で弁護側証人2008年5月の京都府舞鶴市の少女殺害事件で、殺人などの罪に問われた無職中勝美被告(62)の公判が24日、京都地裁(笹野明義裁判長)であった。検察側が証拠請求した現場付近の防犯カメラ画像について、弁護側証人の民間鑑定士は証人尋問で「(画像の)解像度が低く、中被告と特定できる特徴を見つけられない」と述べた。 これに対し検察側は、鑑定士が筆跡や指紋を専門としていることや、顔を大きく写した別の画像の検討結果が示されていない点を挙げ、鑑定は不十分だと反論した。 画像は事件直前に記録され、検察側はこれまでの公判で、大学教授らの鑑定結果を基に、自転車を押す中被告と殺害された小杉美穂さん=当時(15)=が一緒に写っていると主張している。 【共同通信】
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