八百長疑惑の１４人再聴取

　八百長問題を調査している特別調査委員会が２３日、東京都内で再聴取を開始した。

　携帯電話の解析が困難で調査が難航しているため、聴取に協力した者は罰則を軽減することが、前日の理事会で承認された。

　伊藤滋座長（早大特命教授）は「まずは（名前の挙がっている）１４人から始める」と、話しており、新しい条件の下で新たな証言などを得ていく方針。この日は八百長を認めている竹縄親方（元幕内春日錦）も聴取を受けた。

　相撲協会は問題を早期に解決し、５月の夏場所開催にこぎつけたい考え。だが、調査がはかどらなければ開催は微妙になってくる。

　　（岸本隆）