「夜間人物特定できず」 弁護側見分男性が証言
舞鶴市で2008年5月、高校1年の小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた無職中勝美被告(62)の第6回公判が24日、京都地裁(笹野明義裁判長)であり、弁護側による遺体発見現場付近の夜間の実況見分に立ち会った男性が「(暗い場所では)人物は特定できない」と証言した。
1月の公判で検察側証人の男性2人が、事件当夜の08年5月7日未明、車の運転中に被告に似た人物と若い女性を見たと証言した。弁護側は証言の正確性を疑問視している。
この日の公判で男性は今年1月23日夜、現場付近で、走行中の車から歩道にいる弁護人の特徴が分かるか試したと説明。「顔の輪郭や表情は分からなかった」と述べた。
被告が「ベージュ」と供述したことから、検察側が「秘密の暴露」があるとする薄いピンク色のポーチについて、男性は「白に見えた」と述べた。検察官は「見分のポーチと遺留品は若干色が違う」と指摘した。
中被告は起訴内容を否認し、無罪を主張している。
【 2011年02月24日 14時00分 】
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