記事入力 : 2011/02/24 13:26:47
韓国で販売不振にあえぐ日本車メーカー(上)
7ブランドを合計しても1月の販売実績わずか1625台、輸入車全体の19%
米国で生産した車の輸入計画も
韓国に進出している日本の自動車メーカー各社の今年1月の販売実績が大きく落ち込んだ。同期間にドイツなど欧州車の販売が増加したため輸入車全体の販売台数は伸びたが、日本車は不振から抜け出せずにいる。その原因として、円高に加え、販売モデル不足、一部ブランドの認知度の低さなどが影響しているとみられる。
■日本のブランドは増えたがシェアは3年連続で低下
23日に韓国輸入自動車協会が発表したところによると、韓国に進出しているトヨタ、レクサス、日産、インフィニティ、ホンダ、三菱、スバルの7ブランドの今年1月の販売実績は1625台だった。これは、同時期の輸入車全体(8659台)のわずか19%に当たる。昨年12月時点での販売台数は2813台で、輸入車全体に占めるシェアは34%に達していた。
シェアの低下は3年連続だ。2008年に三菱、09年にトヨタ、10年にはスバルが相次いで韓国に進出し、日本のブランドは一気に2倍に増えたが、日本車全体のシェアは低下しているというわけだ。
08年から09年までは6万台規模だった輸入車市場は、昨年9万台にまで増え、今年は10万台の突破が確実とみられている。市場規模が膨らんだことで、日本車の販売も量的には増えているが、上げ幅は逆に小さくなっている。08年には輸入車市場全体の36%を占めていた日本車のシェアは、09年に28%、10年には26%と徐々に低下している。一方、08年に42%を記録したドイツ車のシェアは、昨年57%にまで膨れ上がった。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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