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[PC][Software]サーバ構築~No.04:D510 + Realtek NIC で VMware ESXiを使うには~


 

前回の、ESXi を導入してもNICを認識しないという問題を解決する。

 

その為に用意したのは、ESXiインストール済みのUSBメモリの他に、あと2つ。

  • CD-Rメディア
  • USBメモリ(もう1つ)

 

詳細は、以下の通り。

 

VMware社のハードウェア互換性ガイドを参照しても分かる通り、

RealtekのNICは全くサポートされていない。

■VMware Compatibility Guide – Search the VMware Compatibility Guide

http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php

 

ちなみに、ESXでは、セットアップ時に追加ドライバを読み込ませる事ができるのだが、

実はESXiでも、追加ドライバ(oem.tgz)を格納する場所が以下に用意されている。

(ただし、GUIセットアップではないので、普通にインストールする場合には読み込まれる事はない。)

/vmfs/volumes/Hypervisor1/oem.tgz

 

そして、世の中には、こうした対応していないデバイス用のドライバを作成・公開している方々がいて。

RealtekのNIC用ドライバも以下のページで公開されている。ありがたいことです。

■vm-help.com – View topic – RTL8111/8168 and P55 integr. SATA Ctrl. (AHCI) for ESX 4

http://www.vm-help.com/forum/viewtopic.php?f=12&t=1272

(このトピック内の添付ファイル名 “RTL8111_8168_P55_integr_SATA_Ctrl.(AHCI).oem.tgz” が対象のファイル)

 

という事で、このドライバファイルをダウンロードして、

ESXi内に取り込んで、起動時に読み込ませるようにする。

このファイルをESXiに組み込む為には、一旦別のOSで起動して、

ファイルコピーができる環境を用意する必要があるので、今回はCentOS LiveCDを使う事にした。

www.centos.org – The Community ENTerprise Operating System

http://www.centos.org/

 

一番新しいVerの LiveCD を適当なミラーサイトからダウンロードして、CD-Rへ。

RealtekのNIC用ドライバファイルはダウンロードして、USBメモリへ。

 

【コピー手順】

  1. LiveCDをセット、ESXiのUSBメモリを差し込み。
    NICドライバファイルのUSBメモリを差し込み。こんな状態。


  2. CD Boot で CentOS LiveCD を起動。


  3. ドライバファイルを入れたUSBメモリから、ESXiの入っているUSBメモリに、”oem.tgz”をコピー
    <<ドライバファイルのUSBメモリ>>
    /mnt/disc/sdb1で認識された。
    その中の “RTL8111_8168_P55_integr_SATA_Ctrl.(AHCI).oem.tgz”  を “oem.tgz” へリネーム。
    <<ESXiのUSBメモリ>>
    “oem.tgz” の入っているディレクトリは、/media/Hypervisor1/oem.tgz として認識された。
    ドライバのUSBメモリから、oem.tgz をコピー。

  4. ESXi 起動時に、 oem.tgz を読み込む様に、 ESXi の boot.cfg を編集。
    <<boot.cfg の場所>>
    boot.cfg は、 Hypervisor2 の直下にある。
    従ってココでは、/media/Hypervisor2/boot.cfg となる。
    <<boot.cfg の編集箇所>>
    modulesパラメータに、oem.tgzを読むように追記する。
    #変更前 modules=vmk.gz — sys.vgz — cim.vgz — license.tgz — mod.tgz
    #変更後 modules=vmk.gz — sys.vgz — cim.vgz — license.tgz — mod.tgz — oem.tgz

  5. シャットダウンして、Boot CD、ドライバ用USBメモリを取り、ESXiを起動。エラー無く起動した!

 

起動後は、”Customize System”メニューから、rootのパスワード、ネットワーク設定で固定IPを設定します。

ちなみに、vSphere Client から接続すると、こんな感じ。

 

以上で、ひとまずのセットアップは完了。

ようやく、スタートラインにたちました。

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