直撃インタビュー【キャンプの主役脇役悪役に迫る】楽天・佐藤充投手
【野球】
2011年2月18日 掲載
「落合監督が選手を鼓舞?なんですか、それ。そんなことがあるわけないと思います。」
元中日の佐藤充投手が楽天と育成契約を結んだ。入団テストのため、久米島キャンプに参加。初日から3日連続でブルペンに入るなど、捨て身のアピールが実を結んだ。昨年、佐藤は2年連続の一軍未出場に終わり、オフに中日から戦力外通告を受けていた。育成ではあるが、復活へのスタートラインに立った佐藤に話を聞いた。
――テスト合格おめでとうございます。
「ありがとうございます。ホッとしました。スパイアーには負けちゃいましたけどね(スパイアーは16日に支配下選手で正式契約)」
――かなり長期間の試験(2月1~15日)でしたね。
「長かった。不安になりました。入団テストってシートノックとか打撃練習とかあるものだと思っていたのに、普通に他の選手と同じようなメニューやってるから、だんだん心配になってました」
――この時期にもし「不合格」なんて言われたら、どうされるつもりだったんですか。
「そこはあんまり考えないようにしてました。ここでもし『不合格』と言われていたら、プロはもう無理かなと諦めていたと思います」
――星野監督に早速、声をかけられていましたね。
「『期待しとるぞ』と言われました。『投げ急いで体が突っ込むと、ヒジが下がるから気をつけろよ』と。監督に話しかけられるのがこんなにうれしいことだと思っていなかったです。落合監督とは正反対の方でしょうから。僕は落合監督しか知らないから新鮮でした」
――落合監督は選手にあまり話しかけない。
「落合監督は選手とコミュニケーションをとろうとしませんから。試合に勝っても負けても何も言わずにベンチ裏に消えていく。僕が(06年に球団タイ記録となる)5試合連続完投(うち2回は完封)したときも、無言で握手されただけでした」
――でも、「実はいざというとき選手に言葉をかけて鼓舞する」と聞いたことがあるんですが……。
「何ですかそれ(笑い)。誰に聞いたんですか? そんなことあるわけないと思いますよ。落合監督は『ヘタなやつに言ったってしょうがない。どうせできないんだから』という考え。それに比べて星野監督は感情表現をしてくれる。『闘将』というだけあって、失敗やミスがあれば怒るでしょうけど、その方が選手は安心する。(落合中日のように)黙って二軍に落とされたりはしないと思う」
――佐藤さんはどちらが好きですか。
「僕はおだてられて突っ走るタイプなので、星野監督かな……。人それぞれだとは思いますけどね」
――テスト合格おめでとうございます。
「ありがとうございます。ホッとしました。スパイアーには負けちゃいましたけどね(スパイアーは16日に支配下選手で正式契約)」
――かなり長期間の試験(2月1~15日)でしたね。
「長かった。不安になりました。入団テストってシートノックとか打撃練習とかあるものだと思っていたのに、普通に他の選手と同じようなメニューやってるから、だんだん心配になってました」
――この時期にもし「不合格」なんて言われたら、どうされるつもりだったんですか。
「そこはあんまり考えないようにしてました。ここでもし『不合格』と言われていたら、プロはもう無理かなと諦めていたと思います」
――星野監督に早速、声をかけられていましたね。
「『期待しとるぞ』と言われました。『投げ急いで体が突っ込むと、ヒジが下がるから気をつけろよ』と。監督に話しかけられるのがこんなにうれしいことだと思っていなかったです。落合監督とは正反対の方でしょうから。僕は落合監督しか知らないから新鮮でした」
――落合監督は選手にあまり話しかけない。
「落合監督は選手とコミュニケーションをとろうとしませんから。試合に勝っても負けても何も言わずにベンチ裏に消えていく。僕が(06年に球団タイ記録となる)5試合連続完投(うち2回は完封)したときも、無言で握手されただけでした」
――でも、「実はいざというとき選手に言葉をかけて鼓舞する」と聞いたことがあるんですが……。
「何ですかそれ(笑い)。誰に聞いたんですか? そんなことあるわけないと思いますよ。落合監督は『ヘタなやつに言ったってしょうがない。どうせできないんだから』という考え。それに比べて星野監督は感情表現をしてくれる。『闘将』というだけあって、失敗やミスがあれば怒るでしょうけど、その方が選手は安心する。(落合中日のように)黙って二軍に落とされたりはしないと思う」
――佐藤さんはどちらが好きですか。
「僕はおだてられて突っ走るタイプなので、星野監督かな……。人それぞれだとは思いますけどね」