［ライフ］天神、中洲巡る水上バス就航　福岡、３月２７日から（2011.2.23 16:25）

　福岡県は２３日、福岡市の繁華街・天神と博多湾を結ぶ水上バス「福博みなとであい船」を３月２７日に就航させると発表した。民間の船会社２社が運航する。週末などには博多湾に浮かぶ能古島への便も予定しており、３月１２日の新幹線鹿児島ルート全線開通と併せ、観光客の誘致を目指す。

　県によると「日本海洋観光」（静岡県伊東市）が、天神から博多湾に注ぐ那珂川の約２・３キロを、約２０分で結ぶ便を１日６往復させる。夜間は中洲の夜景を楽しめる周遊コースも。「能古マリーン観光」（福岡市）は土日祝日に１日３往復程度、天神－能古島間約１０キロを約３０分で結ぶ便などを運航する。

　県や福岡市、経済界などは昨年から、観光や市民の交通手段としての水上バス構想を検討していた。記者会見した麻生渡知事は「川に恵まれた福岡の新しい魅力を高めたい」と話した。