2011年2月4日 11時26分 更新:2月4日 14時6分
日本自動車販売協会連合会などが4日発表した1月の車名別新車販売ランキング(軽自動車含む)は、09年5月から首位だったトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」が前年同月比38.5%減の1万3711台で3位に転落し、1年8カ月間守った首位を明け渡した。ホンダの小型車「フィット」が同13.9%増の1万4873台と07年12月以来の首位を獲得した。2位はダイハツ工業の軽自動車「ムーヴ」だった。
プリウスは高い燃費性能に加え、政府のエコカー補助金などが販売を後押ししてきたが、昨年9月のエコカー補助金終了後から販売が前年実績を下回っていた。トヨタが昨年12月に全面改良して発売した小型車「ヴィッツ」が5位に入り、顧客がヴィッツに流れた面もあると見られる。
フィットは昨年10月に一部改良し、HVモデルも追加。国内のHVでは最も安い159万円からの価格で人気を集めた。1月からローン金利を下げたことも寄与したと見られ、昨年12月の3位から浮上した。【米川直己】