2011年2月3日 18時17分 更新:2月3日 18時23分
民主党の小沢一郎元代表は3日、鹿児島県肝付町にある二階堂進元自民党副総裁の墓参りをした。墓参後、参列者に「不肖の弟子だが、精いっぱい、一生懸命頑張る」とあいさつし、強制起訴に伴う離党の意思がないことを改めて強調した。
二階堂氏は自民党旧田中派の重鎮で、小沢氏の仲人を務めた。この日は11回目の命日で、小沢氏は墓前で手を合わせ、じっと墓石を見つめた。あいさつで「本当に落ち着いた、ほっとしたような気持ち」と語り、裁判や処分を巡る党内議論の行方を案じる胸の内をのぞかせた。
小沢氏は参院選を控えた07年4月と、衆院選を控えた09年8月にも墓参している。いずれも民主党が勝利しており、今回も裁判を戦う決意を報告したとみられる。【朝日弘行】