2011年1月20日 10時42分 更新:1月20日 12時34分
自動車やバイク保有者に加入が義務付けられている自動車損害賠償責任(自賠責)保険の保険料見直しを検討する自賠責保険審議会(金融庁長官の諮問機関)が20日午前開かれ、11年度の引き上げ幅を平均11.7%とすることで合意した。値上げは07年度以来4年ぶり。
車種ごとの引き上げ幅は▽自家用乗用車11.0%▽軽自動車15.8%▽二輪車5.3%▽原動機付き自転車7.2%。自家用乗用車の2年契約の保険料(沖縄県、離島を除く)は、現在の2万2470円から4月以降は2万4950円に、軽自動車は1万8980円から2万1970円になる。
審議会は今月14日、後遺障害事故の被害者への保険金支払い増加などで自賠責保険の収支が想定以上に悪化したとして、11年度と13年度の2段階で保険料を引き上げることを決めていた。13年度も合わせると、契約者は計25~30%の負担増となる見込み。【和田憲二】