柔道五輪金のトウ文が復権　ドーピング違反処分、覆る

　【ローザンヌ（スイス）ＡＰ＝共同】スポーツ仲裁裁判所（ＣＡＳ）は２３日、ドーピング違反で国際柔道連盟から２年間の出場停止処分を受けていた北京五輪女子７８キロ超級の金メダリスト、トウ文（中国）による提訴を認め、処分を取り消す裁定を下した。

　トウ文は２００９年世界選手権でのドーピング検査で筋肉増強剤に陽性反応を示したが、ＣＡＳは検査手続きに不備があったと指摘した。同選手は資格を回復し、☆（刈のメが緑の旧字体のツクリ）奪された世界選手権の金メダルを再び手にする。ロンドン五輪にも出場可能となる。