JAXA:H2Bロケット打ち上げを延期 22日以降に

2011年1月19日 13時40分 更新:1月19日 19時12分

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、20日午後に予定していた国産大型ロケット「H2B」2号機の打ち上げを22日以降に延期することを決めた。発射場の鹿児島県・種子島宇宙センターの天候悪化が予想されるため。H2B2号機は、国際宇宙ステーションへ物資を運ぶ無人補給機「こうのとり2号」を搭載している。

 JAXAによると、20日午後、上空に厚さ約3.2キロの雲が発達することが予想され、ロケットの通過で雷を誘発する恐れがあるという。ロケットが雷を受けると電子機器に不具合が生じて、制御不能に陥る可能性がある。新たな打ち上げ予定日は未定だが、22日午後には天候が回復する見通し。

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