米アップル:過去最高益を更新 10年10~12月期決算

2011年1月19日 11時2分 更新:1月19日 12時0分

iPhone4=アップル提供
iPhone4=アップル提供

 【ワシントン斉藤信宏】米アップルが18日発表した10年10~12月期決算は、売上高、最終(当期)利益とも四半期ベースでの過去最高を更新した。年末商戦で多機能型携帯電話「iPhone(アイフォーン)4」や多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」の売れ行きが好調で、世界的なアップル人気の高さを改めて裏付けた。ただ、ジョブズ最高経営責任者(CEO)が病気療養のため休職すると表明したことで株価が急落するなど経営の先行きへの不安も浮上している。

 売上高は前年同期比70.5%増の267億4100万ドル(約2兆2000億円)と、過去最高だった7~9月期(203億ドル)を大幅に上回った。最終利益も同77.7%増の60億400万ドルと過去最高だった7~9月期(43億ドル)を上回った。

 10~12月期の主力製品の販売台数は、アイフォーンが前年同期比86%増の1624万台。昨年4月に発売したアイパッドも733万台と7~9月期比で75%増となった。パソコン「Mac(マック)」は前年同期比23%増の413万台。デジタル携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」は同7%減の1945万台だった。

 ジョブズCEOは声明を発表し、「我々のエンジンは全開だ」とさらなる売り上げ増への意欲を示した。

 一方、ジョブズCEOの休職表明を受けて、同社株価は18日午前に前週末比で6%超も下落したが、午後に買い戻され、終値は同2.25%安の340.65ドルだった。

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