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れんが造りに被害集中 がれきの下から「さよなら」(1/2ページ)

2011年2月23日15時3分

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写真:クライストチャーチで23日、家屋が倒壊した中心街で規制線を張る警察官=西畑志朗撮影拡大クライストチャーチで23日、家屋が倒壊した中心街で規制線を張る警察官=西畑志朗撮影

写真:クライストチャーチで23日、市中心部のビルの倒壊現場で救出作業にあたる救助隊員ら=ロイター。このビル内の語学学校で富山の専門学校生らが研修を受けていた拡大クライストチャーチで23日、市中心部のビルの倒壊現場で救出作業にあたる救助隊員ら=ロイター。このビル内の語学学校で富山の専門学校生らが研修を受けていた

写真:クライストチャーチで22日、救助隊員に運ばれる負傷者=AP拡大クライストチャーチで22日、救助隊員に運ばれる負傷者=AP

写真:クライストチャーチ近郊で22日、地震の影響で水浸しになった道路を走る車=AP拡大クライストチャーチ近郊で22日、地震の影響で水浸しになった道路を走る車=AP

 【クライストチャーチ=五十嵐大介】被災地は、まだら状に被害が広がっていた。多くのビルには損傷がないが、すぐ隣で半壊、全壊した建物が惨状をさらしている。道路はところどころ陥没し、液状化のためか砂泥が噴き出した場所もある。現地時間23日午後2時(日本時間同日午前10時)すぎ、記者がクライストチャーチ市内に入った。

 赤いれんが造りの建物に被害が特に目立つ。教会の壁に大きな穴が開き、れんがが崩れているのが見えた。損傷のない建物と建物の間にところどころ、がれきの山があり、重機が復旧作業をしていた。取材中も余震らしき2秒ほどの揺れを感じた。

 信号はすべて消え、機能していない。日本人留学生らがいたキングスエデュケーションの入ったビル周辺部を含め、市の中心部は救助の関係者以外は入れないように封鎖され、制服姿の兵士や警察官が交通整理と検問に当たっている。街は人通りが少なく、車が路上に多数放置されている。半袖では肌寒い気温で、曇り空から時折、雨が降る。

 最もにぎやかだったとみられる繁華街では、交差点の周りの2、3階建ての商店が、爆撃を受けたように粉々になっていた。がれきの下からバスが見え、焦げたような臭いが漂う。カメラを向けると、ぴりぴりした様子の警察官に「まだ人が下にいるかもしれない」「お前、逮捕されたいのか」などと制止された。

 道路はあちこちに穴が開き、砂で埋めるなどの応急処置がされていた。砂泥が路面に噴き出している場所もあり、半ば埋まった車もある。

 タクシーの運転手によると、地震発生時は強い揺れが来て、立っていられなかった。「車も揺れていて、みな外に出てパニック状態になっていた」と話していた。

     ◇

 現地の日本人によると、テレビでは、電気は市内の半分の世帯で復旧したが、80%の世帯は断水していると報じている。

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