大麻の種を販売するホームページに大麻の写真を載せ、栽培を唆したとして兵庫県警察本部は、埼玉県の30歳の男を、23日までに麻薬特例法違反の疑いで逮捕しました。ホームページの内容が、薬物犯罪の「唆し」に当たるとして逮捕されたのは初めてです。
逮捕されたのは、埼玉県東松山市のホームページデザイナー、高橋務容疑者(30)です。警察の調べによりますと、高橋容疑者は、オランダ産の大麻の種を「観賞用」として販売するインターネットのホームページを開設し、大麻を栽培したあとの写真を載せるなどしたとして、薬物犯罪を唆すことを禁じた麻薬特例法違反の疑いが持たれています。法律では種の所持や販売そのものは禁じられていませんが、種を販売するホームページの内容が、薬物犯罪の「唆し」に当たるとして逮捕されたのは初めてだということです。調べに対して、高橋容疑者は容疑を認め、「大麻を種から育てた経験があり、自分でも売ろうと思った。観賞用とうたっていたが、買った人は栽培するだろうと思っていた」などと供述しているということです。