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【プロ野球】星野監督 初怒ッカ〜ン ペットボトルたたきつけた2011年2月23日 紙面から
楽天の星野仙一監督(64)が22日、サムスンとの練習試合で、就任後初めて感情を爆発させた。選手に怒号を浴びせたり、ペットボトルをたたきつけて怒ったのだ。 やはり、実戦に入ると燃える男の血が騒ぐ。この日、最も怒りをあらわにしたシーンが1点を追う7回の攻撃。2死一塁から一塁走者の中島がけん制で刺されると、握っていたペットボトルをベンチに思い切りたたきつけ、コーチ陣や選手を震え上がらせた。 3回のまずい攻めが、怒りの導火線に火を付けていた。2死一塁で一塁走者の枡田がけん制死。その後、枡田を呼び付けると「あんなに足を上げるんだからホームには投げてこんだろ」。サングラス越しに険しい顔で、説教を始めた。試合終盤も怒号が響き渡った。9回裏、5番手の井上が先頭打者に右前打を許した途端に「間を空けろ!!」と一喝。その直後に一塁手の大広が邪飛を見失うと「何をキャッチャーばかり見てんだ!!」と怒りをぶちまけて叫んだ。 20日の巨人戦に続き、対外試合は2試合連続ドロー。主力を温存させた若手主体の試合ではあったが、淡泊な打線はこの日も再三の好機を生かせなかった。10安打しながら、わずか1得点。星野監督は「もっと振らなきゃいけない。打席でも宿舎でも。あいつらは1軍に残りたくないのか」と話し、野手陣に宿舎での素振りを緊急命令した。 中日監督時代にはベンチの扇風機に“鉄拳”を食らわせてぶちこわすなど、武勇伝は数知れず。野村名誉監督も「扇風機は置かん方がいい。危ない」と冗談交じりで警告したほどだが、怒りのレベルはまだまだ序の口との指摘も。実戦に入り、闘将モードが完全にオンになった星野監督。これから、さらにヒートアップしそうだ。 (鶴田真也) PR情報
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