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【岐阜】県内からピンサロ一掃 暴力団の資金源なくせ2011年2月23日
県警本部生活環境課は22日、違法に性風俗サービスを提供していた「ピンクサロン」や「セクシーキャバクラ」が暴力団の資金源になっているとして取り締まりを強化し、今年1月までに県内から一掃したと発表した。 県警は2008年以降、各署と連携しながらこれまでに27店を摘発するなどし、計92店が廃業した。 岐阜市の繁華街・柳ケ瀬を管轄する岐阜中署は、柳ケ瀬などにあった41店に対し、摘発以外にも、制服警官による立ち入りや許可証不掲示などの行政指導を積極的に行ってきた。その結果、営業許可を自主返納する店も相次いだ。 岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会の市川博一理事長は「近年は風俗サービス店が増えて困っていた。商店街では警察と防犯対策で協力しており、今回はその成果の一つ」と歓迎する。 一方で、柳ケ瀬でほとんどのピンクサロンが存在した西柳ケ瀬の店からは戸惑いも。老舗飲食店の店主は「西柳ケ瀬はピンクサロン頼みだった。客や従業員が商店街の主な客層になっていたので、経営に打撃」と嘆く。 同店主によると、ピンクサロンは10年ほど前に増え始めた。長引く不況で客足が減ったことで閉店した空き店舗がピンクサロンなどに代わったという。 店主は「ピンクサロンがないほうが良いのは分かっているが、それなしでどうすればいいのか、商店街の未来が見えない」と話している。 (井上峻輔) PR情報
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