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聴取で暴言浴びた?会社員、パソコン窃盗容疑で逮捕(1/2ページ)

2011年2月23日4時37分

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 大阪府警東署による任意の取り調べで暴言を浴びたとされる会社員の男性(35)=大阪府吹田市=が22日、府警刑事特別捜査隊に窃盗容疑で逮捕された。捜査関係者への取材でわかった。

 男性の代理人弁護士によると、男性は「やってない」と容疑を否認しているという。府警幹部は「証拠もあり、起訴するに値する容疑だ。違法な別件逮捕ではない」としている。男性は、脅迫罪に問われた東署の高橋和也警部補(34)の3月30日の公判で、取り調べについて意見陳述することが予定されている。

 府警によると、男性は2009年12月末〜10年1月上旬ごろ、勤務先の会社にあった新品のパソコンと周辺機器(計約20万6千円相当)を盗んだ疑いが持たれている。1月9日に大阪市内の店舗でこのパソコンが約10万2千円で売却された際、男性の運転免許証が身分確認で提示されていたという。

 男性は09年12月に女性が落とした財布を着服した疑いが持たれ、昨年9月3日に遺失物等横領容疑で任意の取り調べを受けた。男性は取り調べのなかで着服について「知りません」と否認したが、高橋警部補から「お前の人生、むちゃくちゃにしたるわ」などと脅されたとされる。

 捜査関係者によると、財布の持ち主の女性には、財布に入っていた運転免許証の顔写真が添付されたメールや面会を迫るメールが届いていたという。東署は男性の勤務先のパソコンからメールが送信されていたとして、送信時に出勤していた男性の取り調べに踏み切った。府警は今後、女性に対して面会を迫った強要未遂容疑などでも捜査する。

 暴言については、男性側が昨年10月、特別公務員暴行陵虐などの容疑で高橋警部補らを大阪地検特捜部に告訴。大阪区検が昨年12月に脅迫罪で大阪簡裁に略式起訴したが、簡裁は正式裁判を開くことを決め、大阪地裁で21日に高橋警部補を被告とする初公判があったばかり。

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