2010年12月26日 20時24分 更新:12月26日 23時22分
大雪に見舞われた福島県西会津町の国道49号で25日午後9時ごろ、大型トラックがスリップして上下車線をふさぎ、後続車約300台が約12キロにわたって立ち往生したまま一夜を明かした。除雪は26日夜も続いたが、36台(午後9時半現在)が2日目の夜を迎えた。国土交通省郡山国道事務所は27日朝までの復旧を目指している。
25日は磐越道の会津坂下-西会津インターチェンジ間が積雪で朝から通行止めになり、並行する国道49号を走る車が多かった。同事務所は立ち往生したドライバーらに食料を配り、車の給油などを行った。消防によると、70代男性が気分を悪くし、手当てを受けた。
県知事の災害派遣要請を受けた陸上自衛隊郡山駐屯地は26日、隊員125人と車両19台を現地に送り、除雪を進めている。【金寿英】