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「息できない。助けて」日本家族にメール

 「じしんおきた」。22日午前9時すぎ、平仮名書きのメールが携帯電話に届いているのに気付いた。ニュージーランド南島で起きた地震で、被災した富山市立富山外国語専門学校の生徒ら23人。生徒を引率し、がれきに埋もれた教員亀遊(きゆう)知子さん(43)は富山県高岡市の義父(66)にメールを送り、義父も励まし続けた。

 「近くで火事が起きているようだ。火が出て煙で息ができない。助けてほしい」。返信メールを送ると、亀遊さんから断続的に数回のメールが届いた。足や首を落下物で挟まれ身動きが取れない様子だったという。

 近くに住む亀遊さんの夫と連絡を取り、専門学校へ。「他の人は大丈夫か」「どんなところに閉じ込められている」「ハンカチで煙を防げ」「がんばれ」。学校に急ぐ間、不安に駆られ、次々励ましのメールを送った。

 学校で電話が通じた。すぐに近くにいた教員が電話をひったくるように取った。「どんな状況ですか」「他にだれか生き埋めになっていますか」。切羽詰まったように、教員は亀遊さんに質問していた。

 午後2時ごろ。「救助(活動)が始まった」。亀遊さんから念願のメールが届いた。「助かってほしい」。義父は願いが通じたと感じたという。

 義父は報道陣の取材に安否が未確認の生徒がいることに触れ、「(娘は)最後まで引率の役割を務め、23人みんなで帰ってきてほしい」と祈るような様子で話した。(共同)

 [2011年2月23日0時32分]


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