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大阪府警東署の警部補高橋和也被告(34)が遺失物横領事件の任意の取り調べで暴言を吐いたとして脅迫罪に問われた事件に関連し、府警は22日、約20万円相当の窃盗の疑いで、脅迫事件の被害者の男性会社員(35)=大阪府吹田市=を逮捕した。
会社員は取り調べでの暴言をICレコーダーで記録。高橋被告は21日の初公判で起訴状の内容を全面的に認め、会社員は3月30日の第2回公判で意見陳述する予定になっていた。逮捕の必要性や相当性をめぐり、会社員の弁護団からの強い反発が予想され、波紋を広げそうだ。
捜査関係者によると、逮捕容疑は、2009年12月25日から10年1月7日までの間に、勤務先の大阪市内の会社からパソコン1台など(約20万円相当)を盗んだ疑い。会社員は黙秘している。
パソコンは納入されたばかりの新品。会社員は大阪市内にある事務機器の買い取り販売店に売り、その際に自分の免許証を使った疑いが持たれている。会社は昨年12月、被害届を出していた。
最初に疑いを持たれた遺失物横領事件では、20代の女性が09年12月、出勤途中に財布を紛失し、その後「会いたい」などと不審なメールが届いたため、10年2月に大阪府警に被害届を出した。脅迫めいた内容のメールもあり、府警は強要未遂事件として捜査を続ける。
メールの送信元から会社を割り出し、出勤日などから会社員が浮上。高橋被告らが10年9月3日に任意同行を求め取り調べたが、その際に「殴るぞ」などと暴言を吐いていたことが10月に発覚。内容はICレコーダーに記録されており、高橋被告は12月に減給の懲戒処分を受けた。
21日の初公判では、検察側が冒頭陳述で、高橋被告が警察車両や取調室で「殴るぞおまえ。なめとったらあかんぞ。手出さへんと思ったら大間違いやぞ」などと怒鳴って自白を促したと説明した。
◆大阪府警暴言事件 大阪府警の高橋和也警部補が遺失物横領事件の捜査で2010年9月3日、容疑者として浮上した男性会社員を約3時間にわたり任意聴取した際、「殴るぞおまえ。なめとったらあかんぞ」などと暴言を吐いたとして起訴された。会社員の弁護団が10月、録音されたICレコーダーを公開し、特別公務員暴行陵虐容疑などで告訴。大阪地検は12月「暴行は認められない」として脅迫罪で略式起訴したが、大阪簡裁は「不相当」と判断し、審理を地裁に移す異例の経過をたどった。高橋警部補は2月21日の初公判で起訴内容を認めた。
(2011年2月22日15時33分 スポーツ報知)
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