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プロレス応援団長のブログ

新・危機一「髪」

スポーツ2011年02月22日 09:38 | フォルダ : プロレス

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災難は忘れた頃にやって来る。それは新日本プロレス2・15後楽園ホール大会で起こった。昨年の東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞「最優秀タッグチーム賞」が、中西学、ストロングマン組だったのを不満とし連日、本紙・岡本記者を襲撃しているジャイアント・バーナードとカール・アンダーソンのバッドインテンションズ。まさか放送席まで襲撃して来るとは思わなかった。
まずは第3試合に登場したアンダーソン。記者のネクタイをつかんで首をしめて来た。しばらく声が出ないほどの衝撃だったが、何とか気を持ち直して次の試合の解説に突入した。
 だが第4試合はバーナードだ。またしても襲撃されるのか。男色ディーノに襲われ、唇を奪われそうになったのとはまた違った恐怖感・・鉄柵を乗り越え山のようなバーナードの巨体が目の前に出現した。
東スポへの不満を口にしながら、何と記者の髪の毛を鷲づかみにしたのだ。バーナードのあの怪力でつかまれ、まさに危機一「髪」。すると何という事だろうか。若手選手は助けるのではなく、数人で立ち壁のようになって取り囲んだのだ。
 一瞬、深まる謎だったが、薄れ行く意識の中で「マスクを剥がされたタイガーマスクの素顔を見せないように、みんなで囲むようなものか」と思った。「引っ張るな!引っ張るな!」という若手の怒号。だが、日本語ではバーナードには伝わらないのでは? などと、ほんの数十秒の出来事だったのにも関わらず、長い時間に思え周りがスローモーションのように見えた。
やっとの事でバーナードを引き離してくれたが、しばらくは朦朧としていた。しかし、あの昭和の大悪党のタイガー・ジェット・シンやアブドーラ・ザ・ブッチャーでさえも記者の頭には手を出さなかった。クレージーファイトの飯塚も威嚇のために手を伸ばしてきたが、実際につかみはしなかった。
 ジャイアント・バーナードは稀代の大悪党だ。抜けたか、ズレたか本当は内心ヒヤヒヤだったが、それでも解説は最後まで務めた。会場で見ていた顔なじみのファンや、その日の夜にニアライブ放送したサムライチャンネルを見たファンから、心配するメールをたくさんいただいた。
 そのほとんどが「お怪我はありませんでしたか?」ではなく「頭部は大丈夫でしたか?」だった。記者もニアライブを見たが、本当に思いっ切りつかまれていた。
さらに20日の仙台大会でも、アンダーソンにスリーパーで絞めあげられた上に髪を鷲づかみにされた。バーナードには英語で対抗したものの、怒りの収まらない2人。心配する実況の吉野アナに「大丈夫でしょうか?ズレてませんかね?」と聞いたところ「だ、だ、大丈夫!大丈夫ですッ!!」と必要以上に力強く言われてしまった。
 間隔を空けずに2度もレスラーに鷲づかみにされ、頭部が「おさびし山」になるのではないかとヒヤヒヤしている。
そんな中、ひとつ、とても微笑ましい場面を見た。飯塚が場内を徘徊する時、いろいろな人が様々な反応をする。我先に逃げる人、固まって動けなくなる人、背中を向ける人、目を合わせないように下を向く人、泣き出す子供、中にはカップルであろう男女2人なのに、男性が1人で逃げてしまい不安と恐怖で立ちすくむ女性もいた。
 その中で女性の前に出て後ろに隠すように立って庇い、飯塚が前を通る時には今度は女性を包むように背中を向けて抱えた男性がいたのだ。非常時やとっさの時に人の本性が出るという。その2人はまだ若いカップルで、夫婦ではなく恋人同士に見えた。この事がキッカケで愛が深まり、結ばれたら素敵だな、とふと思った。
でもそうしたら、あの飯塚が愛のキューピットになるのだろうか・・?

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柴田惣一のプロフィル 東スポWeb編集長。昭和33年9月11日、愛知県岡崎市出身。身長は年々微減、体重は日々増加中。学習院
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