2011年2月22日21時51分
陸上の女子長距離の主力選手は、今月上旬からクライストチャーチで合宿中だった。日本陸連に入った連絡によると、選手、スタッフとも全員無事だという。帰国は27日の予定だったが、速やかに出国できるよう調整を始めた。
合宿をしているのは、1月の大阪国際女子マラソンで優勝した赤羽有紀子(ホクレン)や、5000メートルの日本記録をもつ福士加代子(ワコール)ら選手9人、スタッフ6人の計15人。クライストチャーチ市内のホテルに宿泊していたが、地震で施設が断水、停電になったため、市内の別のホテルに移った。日本陸連によると「同じ市街でも、被害のひどい場所とそうでない場所が分かれている」という。
赤羽のブログでは、午後の練習の準備中に地震が起きたと報告。「部屋の中で立っていられないほどの揺れで、ホテル外の路面は大きく地割れがおこり、同時に液状化現象も起こりました。部屋の中の食器やガラスが割れ、主要道路は冠水し、泥水があふれ、大渋滞もおきていました」と被害状況を伝えた。