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仙台市、国際ハーフと市民マラソンの統合検討
仙台市は、新緑の杜の都をトップランナーが疾走する「仙台国際ハーフマラソン」を国内最高峰の大会にするため、2012年から「仙台市民マラソン」を統合する方向で検討を始めた。従来の高い競技レベルを保ちつつ、市民ランナーにも門戸を広げる。1万人程度の参加者を目指し、経済波及効果も狙う。 検討案によると、新生・仙台国際ハーフマラソンは12年5月に開催。種目は公認ハーフの部、車いすハーフの部に加え、市民ランナーを対象とする一般ハーフの部を新設。子ども向けに、距離の短い種目の創設も想定している。 ハーフのコースはスタート、ゴールともに宮城野区の市陸上競技場とする予定。走りながら「仙台らしさ」を感じられるよう観光スポットの近くを通るなど、これまでのルートを一部変更する方針。 約3万5000人が参加する東京マラソン(東京都)、約2万3000人を集めるNAHAマラソン(沖縄県)をはじめ、市民マラソンは全国的に空前のブーム。市は、2大会の統合に伴う市外からの参加者増で、街のにぎわい創出やスポーツ振興にも期待している。 現在の仙台国際ハーフマラソンは1991年に始まった。コースは市陸上競技場(車いすは宮城野原公園総合運動場東側)をスタートし、青葉区の勾当台公園市民広場をゴールとする21.0975キロ。 アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずき選手が連覇するなど例年、国内外の有力選手が出場し、昨年5月の20回大会は過去最多の1168人が参加した。 仙台市民マラソンは、泉区のシェルコムせんだいを発着点に毎年秋、最長10キロのコースを走る。昨年10月の31回大会では過去最多の3536人がエントリーした。
2011年02月18日金曜日
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