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アーケード改修 照明LED化 仙台・サンモール一番町
サンモール一番町商店街振興組合(仙台市青葉区)の藤原直理事長は19日、東北工大一番町ロビーで商店街関係者向けの説明会を開き、アーケード全面改修を含む商店街のまちづくり事業計画を正式に発表した。 計画によると、改修は2013年度をめどに実施。天井のアクリル板を交換し、透明度を高めてアーケード街の印象を明るくする。照明の発光ダイオード(LED)化や、入り口ゲートのデザイン変更も検討する。 改修費用の総額は3億数千万円の見込み。組合は地域商店街活性化法に基づく国の中小商業活力向上事業に計画を申請済みで、費用の最大3分の2の補助を受ける。 集客に結びつくソフト事業も強化する。空き店舗での大学講座の出前授業や、縁結びで知られる組合管理の「野中神社」を核にしたイベントを想定している。 まちづくり事業計画は15年度の仙台市地下鉄東西線開業に合わせて策定した。サンモール一番町商店街は大型店や映画館が相次ぎ撤退し、この10年間で休日の通行量が24%減るなど、集客力が低下している。 藤原理事長は「地下鉄開業を起爆剤に、交流と観光性のあるユニークな中心商店街を目指す」と話している。
2011年02月20日日曜日
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