 |
2011年2月21日(月) 19:20 |
|
 |
県立児童会館再生方針決まる
岡山県は、来月いっぱいで閉館する県立児童会館を、隣接する県生涯学習センターの付属施設として再利用する方針を固めました。 施設活性化のカギは、やはり優れたコンテンツ限られた予算をどう使うのかが焦点となりそうです。
プラネタリウムのスクリーンに全天周映画「はやぶさ」が映し出されます。 岡山市北区伊島町の県生涯学習センターに隣接する県立児童会館です。 1963年、子どもの創造力を伸ばそうと作られました。 しかし利用者は次第に減少し、2008年岡山県は行財政改革を進めるため閉館を決めました。 その後、県民からの要望を受け、生涯学習センターの一部として再利用されることになりました。 岡山県は、児童会館に「科学未来棟」という仮の名称をつけました。 科学の発信拠点を目指すという思いが込められています。 例えばプラネタリウムにある古い機材と、最新のCGとを組み合わせ、子どもの興味を集めるような番組を作ったり、京山でテストが始まった集光型太陽光発電システムなど周辺施設と連携した科学イベントを企画したりと、産学官民が一体となり学びの場を作ろうとしています。 再生に向けたイメージを作るきっかけとなったのが、去年児童会館のプラネタリウムで上映された全天周映画「はやぶさ」です。 プラネタリウムを訪れる人は、3ヶ月の上映期間中にそれまでの年間来場者とほぼ同じ1万5千人以上が来場しました。 魅力的なソフトを揃えれば、活性化は可能だということが皮肉にも閉館を前にしてようやくはっきりしたという訳です。 児童会館は、改修工事を行い2013年4月に再オープンの予定です。
|
|