中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【格闘技】

亀田興毅 年末にドリームマッチか WBC&WBO王者ドネアと

2011年2月22日 紙面から

興毅(左)の気合にシーサーもビックリ?右は大毅=沖縄県豊見城市の平仲ボクシングジム前で

写真

 怪物ドネアに熱烈ラブコール−。WBA世界バンタム級王者・亀田興毅(24)=亀田=が21日、合宿先の沖縄でWBC、WBO世界バンタム級新王者ノニト・ドネア(28)=フィリピン=との対戦をぶち上げた。ドネアは19日に米国ラスベガスで、昨年4月に長谷川穂積にKO勝ちしたフェルナンド・モンティエール(メキシコ)に2回TKO勝ちした後、興毅との統一戦を熱望。相思相愛の2人のドリームマッチが年末に実現する可能性が高まった。

 興毅がドネアの話になると、ニヤリと笑った。

 「ドネアの試合? (映像で)見た見た。そりゃもう、すごい選手。あれだけの大舞台であれだけきれいに倒すんだから。KOアーティストやね」

 ドネアは19日の試合で、長谷川のあごを打ち砕いたモンティエールを左フックで両足けいれんさせるほどのダメージを与え、TKO勝ち。WBCとWBOのベルトを手にした試合後、他団体との統一戦を熱望。事実上、興毅は名指しされた形だ。これに対し、報道陣には適当にはぐらかすかと思われたが、本人は予想外に踏み込んだ発言を連発した。

 「やりたいね。オレも3階級制覇して、歴史に名を刻んだ。これからは大勝負したい。亀田という選手がおったんやと、あとあと記憶に残るような試合をしたい。そのためには、ドネアは最高の選手や」

 これまで対戦相手を選んでいるようなことを批判的に言われてきた興毅だが、ドネアのすさまじい強さを見せつけられ、ひるむどころか、逆に闘争心をかき立てられたようだ。

 「まあ、周囲は10対0で向こうの勝ちと言うだろうね。でも、そういう時に、何かを起こすのが亀田家。意外と、普段出えへん力が出る。サムライ魂や。自信がなかったら言えへん。作戦も考える。ムフフフ」

 興毅は亀田プロモーションの社長でもある。「ドネアは直接知ってるし、向こうもやりたいと言ってる。実現するよ。要は、ドネアにどれだけファイトマネーを出せるか。できれば日本で開催したいな。自分一人の問題ならラスベガスに行っていいけど、日本のファンに見せたい。年末に、大毅の2階級制覇と和毅の世界挑戦で亀田祭もエエな」と大マジに言い切った。

 ドネアに勝てば、もう誰もケチはつけまい。興毅にとって、一世一代の大勝負になる。 (竹下陽二)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ