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韓国のスパイ、練習機めぐり諜報活動か インドネシア特使団の部屋に侵入

  • 2011年02月21日 16:20 発信地:ソウル/韓国
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試験飛行を終えて韓国の泗川(Sacheon)空軍基地に着陸するT50超音速練習機(2005年1月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/KIM JAE-HWAN

【2月21日 AFP】韓国紙・朝鮮日報(Chosun Ilbo)は21日、同国の情報機関である国家情報院(National Intelligence ServiceNIS)の職員が、インドネシア大統領特使団が宿泊していたホテルの部屋に侵入し、両国間の武器取引に関する秘密情報を盗んだ疑いがあると報じた。

 前週、約50人のインドネシア特使団が、韓国の超音速練習機「T50ゴールデンイーグル(Golden Eagle)」などの兵器の購入案件を含む両国間の経済協力について協議するため韓国を訪問した。

 朝鮮日報は「国益のため、国家情報院の職員がインドネシア側の交渉戦略を調べようとした。つかまったのは意図しない失敗だった」という韓国政府高官の話を掲載した。

 同紙によると、3人のNIS職員が16日、ロッテホテル(Lotte Hotel)の客室に侵入し、インドネシアのハッタ・ラジャサ(Hatta Rajasa)経済担当調整相のラップトップパソコンを見ていたところ、特使団の1人に気付かれて騒ぎになり、警察に通報された。この事件はソウル(Seoul)の外交関係者の間で話題になったという。

 韓国の夕刊紙・文化日報(Munhwa Ilbo)によると、国家情報院の一団が17日にソウルの南大門(Namdaemun)警察署に現れ、ホテルの防犯カメラの映像を含むすべての証拠を持ち去ったという。

 文化日報は、「彼らは警察署に来て、あらゆるものを持って行った。防犯カメラの映像の品質は非常に良かったので、ホテルに侵入した者を特定するのは簡単だろう」というある警察官の話を掲載した。
 
 この件はすでに前週報じられていたが、国家情報院の関与を伝えたのは21日の朝鮮日報が初めて。国家情報院の報道官は朝鮮日報の報道内容を否定するとともに、詳しい説明をすることを拒否した。(c)AFP

1日2回更新本日の必読記事:2月21日  午後版

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